名古屋城というワードを聞いて一番最初に「金のしゃちほこ」を思い浮かべた方も多いですよね。
実は、名古屋城の頂上に飾られているしゃちほこには意味があることをご存知でしょうか?
今回は、名古屋城のしゃちほこの意味を詳しく解説します!
名古屋城のしゃちほこの意味とは?
しゃちほこは、城の天守閣、櫓(やぐら)などの屋根に使われていた装飾です。
海には「シャチ」という生き物がいますが、しゃちほことは全く関係がありません。
実は「しゃち」は想像上の生き物だったりします。
頭は龍または虎で胴が魚の姿、空に向かって伸びる尾を持つのが想像上のしゃちの特徴です。
ちなみに、武器の鉾(ほこ)のようにそそり立っている「しゃち」を「しゃちほこ」(鯱鉾)と呼ばれます。
しゃちほこが屋根に乗せられている理由とは?
名古屋城の屋根にしゃちほこが乗せられているのにはしっかりとした理由があります。
実は、しゃちには「火災が起きた際に口から水を出して火を消してくれる」という伝説があり、木材建築が主流だった当時は火事から建物を守るために、しゃちほこが屋根に乗せられるようになりました。
鬼瓦と同じ建物の守り神という意味がしゃちほこにはあるということです。
実はしゃちほこがあるお城は意外と多い?
しゃちほこというと名古屋城をイメージする人が多いですが、実は名古屋城以外にもしゃちほこを乗せている日本のお城は多くあったりします。
特に有名なお城は以下のとおりです。
- 会津若松城
- 大阪城
- 姫路城
- 広島城
もちろん、上記のお城以外にもまだまだしゃちほこがあるお城が存在します。
観光などでお城に立ち寄った際は、ぜひしゃちほこがあるか確認してみてください。
まとめ
今回は、名古屋城のシンボルになっているしゃちほこの意味を紹介しました。
豪華さをアピールしているイメージを持っている方も多いしゃちほこには、火災からお城を守るといったしっかりとした理由がありました。
しゃちほこの意味を知ってから改めてしゃちほこを見るとまた違った印象を受けるかもしれませんね。