名古屋城は豊かな歴史を誇る名城ですが、現在天守閣は木造復元工事中で閉館しています。そのため「見るだけ」でいいのか迷う人も多いでしょう。しかし外観には金のシャチホコや堅牢な石垣、本丸御殿の豪華な外観といった見どころが目白押しです。この記事ではこれら外観魅力のポイントや、桜や紅葉、ライトアップなど四季折々の絶景を楽しむコツ、そして写真映えのベストアングルを最新情報とともに紹介します。
名古屋城を見るだけでも楽しめる?
まず歴史的背景をおさえると、名古屋城の天守閣は1612年に完成し、1959年に鉄筋コンクリートで再建されていました。しかし老朽化や耐震不足のため現在は文化財としての木造復元工事が行われており、天守閣内部には入れません ([hk.wamazing.com](https://hk.wamazing.com/media/article/a-309/#:~:text=%E6%96%BC%E8%A5%BF%E5%85%831612%E5%B9%B4%E5%AE%8C%E6%88%90%E3%80%81%E5%82%B2%E7%A8%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E7%B8%BD%E5%BB%BA%E7%AF%89%E9%9D%A2%E7%A9%8D%E6%9C%80%E5%A4%A7%E7%9A%84%E5%A4%A9%E5%AE%88%E9%96%A3%EF%BC%8C%E8%88%87%E5%85%B6%E4%BB%96%E5%A4%9A%E9%A0%85%E5%BB%BA%E7%AF%89%E5%8F%971945%E5%B9%B4%E7%9A%84%E7%A9%BA%E8%A5%B2%E6%B3%A2%E5%8F%8A%E8%80%8C%E8%A2%AB%E7%87%92%E6%AF%80%E3%80%82%E5%9C%A81959%E5%B9%B4%E4%BB%A5%E9%8B%BC%E7%AD%8B%E6%B0%B4%E6%B3%A5%E9%87%8D%E5%BB%BA%E6%81%A2%E5%BE%A9%E5%BE%80%E6%98%94%E9%A2%A8%E8%B2%8C%EF%BC%8C%E4%BD%86%E5%9C%A8%E5%8D%8A%E4%B8%96%E7%B4%80%E5%BE%8C%E5%8D%BB%E5%9B%A0%20%E8%A8%AD%E5%82%99%E8%80%81%E5%8C%96%E5%8F%8A%E8%80%90%E9%9C%87%E6%80%A7%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E7%AD%89%E5%95%8F%E9%A1%8C%E8%80%8C%E6%9A%AB%E5%81%9C%E9%96%8B%E6%94%BE%E3%80%82%E7%82%BA%E4%BA%86%E9%87%8D%E7%8F%BE%E5%A4%A9%E5%AE%88%E9%96%A3%E7%9A%84%E6%98%94%E6%97%A5%E9%A2%A8%E5%85%89%EF%BC%8C%E7%8F%BE%E4%B9%83%E6%A0%B9%E6%93%9A%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%9F%8E%E7%95%99%E5%AD%98%E7%9A%84%E5%8F%B2%E6%96%99%EF%BC%8C%E8%91%97%E6%89%8B%E9%80%B2%E8%A1%8C%E6%9C%A8%E9%80%A0%E7%B5%90%E6%A7%8B%E5%BE%A9%E5%8E%9F%E9%87%8D%E5%BB%BA%E5%B7%A5%E7%A8%8B%E3%80%82%E7%9B%AE%E5%89%8D%E5%A4%A9%E5%AE%88%E9%96%A3%E5%9B%A0%E9%96%89%E9%A4%A8%E8%80%8C%E7%84%A1%E6%B3%95%E9%80%B2%E5%85%A5%E5%8F%83%E8%A7%80%EF%BC%8C%E4%BD%86%E5%8F%AF%E9%80%8F))。その一方で、2018年に忠実に復元された本丸御殿は内部が公開されて欲をそそりますが、外からでもその豪華さを感じ取れます。つまり内部見学が制限されていても、外観だけで名古屋城のスケールと迫力を十分に楽しめるのです。金色に輝くシャチホコ、武将の軍配のような石垣、重要文化財に指定される隅櫓など、歴史と技術が詰まった景観は見る者を飽きさせません。
天守閣・本丸御殿の見学状況
名古屋城の中核である天守閣は復元時代の1959年から資料館として公開されていましたが、約60年経過した現在、木造復元のため閉館しています ([www.nagoyajo.city.nagoya.jp](https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/tw/tenshu/#:~:text=%E5%BB%A3%E5%A4%A7%E5%B8%82%E6%B0%91%E7%9A%84%E6%8D%90%E5%8A%A9%E4%B9%8B%E4%B8%8B%EF%BC%8C1959%E5%B9%B4%E7%94%A8%E9%8B%BC%E7%AD%8B%E6%B7%B7%E5%87%9D%E5%9C%9F%E9%87%8D%E5%BB%BA%E4%BA%86%E5%A4%A9%E5%AE%88%E9%96%A3%E3%80%82%E5%A4%96%E8%A7%80%E5%86%8D%E7%8F%BE%E4%BA%86%E5%BE%80%E6%98%94%E7%9A%84%E5%A4%A9%E5%AE%88%E9%96%A3%E9%A2%A8%E8%B2%8C%EF%BC%8C%E5%85%A7%E9%83%A8%E5%89%87%E7%94%A8%E4%BD%9C%E7%82%BA%E9%99%B3%E5%88%97%E5%B1%95%E7%A4%BA%E6%AD%B7%E5%8F%B2%E8%B3%87%E6%96%99%E5%92%8C%E6%A8%A1%E5%9E%8B%E7%AD%89%E7%9A%84%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8%E3%80%82%E7%94%B1%E6%96%BC%E9%87%8D%E5%BB%BA%E4%B9%8B%E5%BE%8C%E5%B7%B2%E7%B6%93%E9%81%8E%E4%BA%8660%E5%B9%B4%EF%BC%8C%E5%87%BA%20%E6%96%BC%E8%A8%AD%E5%82%99%E8%80%81%E5%8C%96%E4%BB%A5%E5%8F%8A%E5%BB%BA%E7%AF%89%E7%89%A9%E7%9A%84%E8%80%90%E9%9C%87%E6%80%A7%E5%95%8F%E9%A1%8C%E8%80%8C%E5%81%9C%E6%AD%A2%E4%BA%86%E5%B0%8D%E5%A4%96%E9%96%8B%E6%94%BE%EF%BC%8C%E6%89%80%E4%BB%A5%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E5%A4%A9%E5%AE%88%E9%96%A3%E5%B7%B2%E7%B6%93%E9%96%89%E9%A4%A8%E3%80%82%20%E5%8F%A6%E4%B8%80%E6%96%B9%E9%9D%A2%EF%BC%8C%E5%9B%A0%E7%82%BA%E5%AD%98%E7%95%99%E8%91%97%E5%A4%A7%E9%87%8F%E6%9C%89%E9%97%9C%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%9F%8E%E7%9A%84%E6%AD%B7%E5%8F%B2%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%8C%E6%89%80%E4%BB%A5%E6%99%AE%E9%81%8D%E8%AA%8D%E7%82%BA%E6%A0%B9%E6%93%9A%E5%8F%B2%E5%AF%A6%E9%80%B2%E8%A1%8C%E5%BF%A0%E5%AF%A6%E5%BE%A9%E5%8E%9F%E7%9A%84%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7%E5%BE%88%E5%A4%A7%E3%80%82%E5%9B%A0%E6%AD%A4%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%B8%82%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E5%B0%87%E5%A4%A9%E5%AE%88%E9%96%A3%E5%BE%A9%E5%8E%9F%E6%88%90%E5%BE%80%E6%98%94%E7%9A%84%E6%9C%A8%E7%B5%90%E6%A7%8B%EF%BC%8C%E5%B7%B2%E8%91%97%E6%89%8B%E6%96%BD%E5%B7%A5%E3%80%82%20Image%3A%20%E7%87%92%E6%AF%80%E5%89%8D%E7%9A%84%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%9F%8E%E5%A4%A9%E5%AE%88%E9%96%A3,%E5%85%A864%E5%8D%B7%E7%9A%84%E3%80%8A%E9%87%91%E5%9F%8E%E6%BA%AB%E5%8F%A4%E9%8C%84%E3%80%8B%E3%80%82%20%E9%80%99%E6%98%AF%E5%BE%9E1821%E5%B9%B4%E5%88%B01902%E5%B9%B4%EF%BC%8C%E5%B0%BE%E5%BC%B5%E8%97%A9%E7%9A%84%E6%AD%A6%E5%A3%AB%E5%B0%8D%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%9F%8E%E9%80%B2%E8%A1%8C%E7%9A%84%E8%AA%BF%E6%9F%A5%E5%92%8C%E8%A8%98%E9%8C%84%E7%9A%84%E7%99%BE%E7%A7%91%E8%A9%9E%E5%85%B8%E3%80%82%20Image%3A%20%E5%8C%85%E6%8B%AC%E7%8E%BB%E7%92%83%E5%B9%B9%E6%9D%BF%E5%BA%95%E7%89%87%E5%9C%A8%E5%85%A7%E7%9A%84%E5%A4%A7%E9%87%8F%E7%85%A7%E7%89%87%20%E5%8C%85%E6%8B%AC%E7%8E%BB%E7%92%83%E5%B9%B9%E6%9D%BF%E5%BA%95%E7%89%87%E5%9C%A8%E5%85%A7%E7%9A%84%E5%A4%A7%E9%87%8F%E7%85%A7%E7%89%87))。そのため、残念ながら天守閣には入れません。しかし、1959年再建時の外観そのままの姿が残っており、外壁と金のシャチホコは目に焼き付けることができます。2018年に復元された本丸御殿は有料で見学できる施設ですが、外から見るだけでも金箔の扉や極彩色の装飾が美しく、往時の華麗な御殿建築を感じられます。外観だけでも城郭の歴史的雰囲気や当時の趣向を味わうことができるでしょう。
金鯱と石垣・櫓の見どころ
名古屋城の外観でまず目を引くのは、何といっても天守閣屋根の金のシャチホコです。これは虎の頭と鯱(魚の胴体)を合わせた空想上の生物で、魔除け・火除けの飾りとして設置されています。2匹並ぶ金のシャチホコは全長5m以上の大きさがあり、太陽に照らされて眩い輝きを放ちます。遠景ではユニークな形状が存在感を放ち、間近で見れば細かい彫刻の美しさに圧倒されます。さらに城壁を支える石垣にも注目です。名古屋城の石垣は巨大な安山岩を「野面積み」という技法で組み上げており、曲線を描くような積み方が特徴的です。石垣の下から眺めると傾斜の迫力がわかり、足元の巨石(清正石)にも驚かされます。これに城の四隅に配置された東南・西北・西南の各隅櫓(やぐら)が加わり、外から見るだけでも戦国から江戸期の城郭構造を実感できます。
無料で楽しめる庭園エリア
名古屋城の敷地内には本丸周辺以外に入場無料で散策できるエリアがあります。代表的なのは二之丸庭園や西の丸庭園で、美しい日本庭園や広場が整備されています。これら庭園内は四季の花木が楽しめ、開放感ある眺めが広がる散策スポットです。最新の取り組みでは、城の本丸御殿を除く二之丸庭園・東園・西園・西の丸エリアなど一部有料ゾーンを無料開放する実験が進められており、これにより気軽に城郭外周部を散策できるようになりました ([kinshachi-yokocho.com](https://kinshachi-yokocho.com/news-topics/nagoya-castle-free-admission-area/#:~:text=2025%E5%B9%B411%E6%9C%881%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%9F%8E%E3%81%AE%E6%9C%AC%E4%B8%B8%E3%82%92%E9%99%A4%E3%81%8F%E6%9C%89%E6%96%99%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E4%B8%80%E9%83%A8%E3%81%8C%E7%84%A1%E6%96%99%E5%8C%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A8%BC%E5%AE%9F%E9%A8%93%E3%81%8C%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)) ([kinshachi-yokocho.com](https://kinshachi-yokocho.com/news-topics/nagoya-castle-free-admission-area/#:~:text=match%20at%20L105%20%E4%BA%8C%E4%B9%8B%E4%B8%B8%E5%BA%AD%E5%9C%92%20,%E6%AB%93%E3%81%AE%E5%A4%96%E8%A6%B3%E8%A6%B3%E8%A6%A7%E3%82%84%E7%9F%B3%E5%9E%A3%E3%81%AE%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%95%E3%82%92%E5%A0%AA%E8%83%BD%E3%80%82%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%80%82%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%83%BB%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%81%AE%E6%8B%A0%E7%82%B9%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82))。無料エリアでは隙間から見える石垣や櫓の迫力も格別。小さな子ども連れでも料金を気にせず歩けるため、外観目的の散策に最適です。
名古屋城の外観鑑賞の極意
ただ眺めるだけでなく、名古屋城の外観にまつわる歴史や仕掛けを知ると、鑑賞がより深まります。たとえば金のシャチホコは尾張徳川家の権力や繁栄を象徴し、油をかけても燃えないほどの純金でできています。屋根を飾るその勇壮な姿は家康の天下統一を誇る心意気が込められ、天守から離れても目を惹きます。また、石垣には「清正石」と呼ばれる加藤清正ゆかりの大石が混じっていると伝わります。重機のない時代に人力で積まれた巨石群を見ると、当時の技術力に感嘆せざるを得ません。さらに本丸御殿の外観は、二代将軍徳川秀忠の上洛殿として建てられた豪華な建物で、極彩色の装飾や入母屋造の屋根が目を引きます。復元された壁面には華麗な絵図が施され、外からでもしっかりその迫力を感じることができます。このように、各部材に宿るストーリーを知って観ると、一瞬一瞬で新しい発見があります。
金鯱と天守閣:城のシンボル
名古屋城の天守を象徴する金のシャチホコは、その雄姿だけでも鑑賞の価値があります。幅5.4m、高さ2.7m以上と巨大なこの装飾は、青空の下で特有の金色がよく映え、城全体に華やかさを与えています。遠くから見ると、逆さの槍のようなシルエットが空に浮かび上がり、どの方角からも視線を集めます。近づいてみると、その表面には細かな鱗模様や彫刻が施されており、職人技の繊細さに目を見張るでしょう。シャチホコ越しに見る天守閣の屋根勾配は非常に美しく、黄金色の装飾が威厳を放ちます。名古屋城を訪れたらぜひ天守の間近から見上げ、城の守り神とも言えるこの金色の獣に注目してみてください。
隅櫓と石垣:防御構造の美
城の四隅に配置されていた隅櫓(やぐら)は、城を築いた当時そのものの姿で残る貴重な見どころです。3つの隅櫓は東南隅櫓が三階建て、残りの西北・西南隅櫓が二階建てです。これらはいずれも入母屋屋根で、角度を変えて見るとその堅牢さが際立ちます。石垣は中塗りのみで表面を仕上げた「野面(のづら)積み」の技法で、高さが10m近くある箇所もあります。石垣の基礎部に残る荒々しい目地の様子をよく見ると、絶妙に組まれた石の曲線や巨石の隙間が、攻め入る敵を防ぐ城の力強さを物語っています。なお、西の丸庭園や二之丸庭園側から石垣を見上げると、その高さと耐久性を実感できますし、外側から観ると天守と櫓と石垣が重なり合う雄大な景観が見られます。
本丸御殿:復元された豪華な建築
本丸御殿は江戸時代の将軍上洛殿として賓客をもてなした御殿で、2018年に往時の姿を忠実に再現して復元されました。外側からでも注目したいのは、玄関の付け柱に施された精巧な彫刻や、屋根に用いられた組子細工です。真っ白な漆喰壁に極彩色の装飾が映え、その豪華な風情が遠くからも伝わってきます。特に表御書院の入口は唐門のような装飾性があり、高さ奥行きともに迫力があります。ガラス越しではありますが、外から見ると襖絵や欄間のデザインの一部をかいま見られ、復元時に使われた本物の金箔や木材素材が輝きを放っています。退場時に玄関越しに一礼するように見える位置から眺めれば、江戸武家の雅びさを感じるエレガントな印象を受けるでしょう。
二之丸庭園からの眺望
二之丸庭園は名古屋城の南側に広がる庭園エリアで、城遊びに欠かせない絶好の撮影ポイントです。曲水の流れる広大な日本庭園の奥にそびえる天守閣と石垣を背景にすると、まるで絵葉書の世界のような景観になります。春は庭園の桜や梅が天守を彩り、秋はイチョウやモミジが深紅に染めて季節感を演出します。また園内には巨木や築山、築地塀もあり、それらと天守閣の組み合わせが独特の風情を醸し出します。園内の小高い場所から見渡せば、庭園を前景に城全体を見下ろす俯瞰ショットも狙えます。日常の喧騒から離れてゆったりと城の遠景を楽しむなら、二之丸庭園は見逃せないスポットです。
写真映え間違いなし!名古屋城のベストアングル
名古屋城の外観はどこから撮影しても絵になりますが、特におすすめのアングルがいくつかあります。まず正門前から天守閣を真っ直ぐに見上げる構図です。正面の大手門を抜けると、左右に石垣と城門、正面に天守が連なるダイナミックな景色が広がります。次に西の丸庭園の北側、「清正の井戸」付近からの眺めはぜひ押さえたいショットです。ここからは水面に城を映しこめるため、穏やかな日はシャチホコと天守が水鏡に映る幻想的な光景が撮れます。さらに二之丸庭園では、季節の花木を手前に入れて撮ると季節感あふれる一枚に。夕刻や曇りの日でも構図が成立しやすく、人物や建造物を小さく入れてスケール感を強調するのがコツです。また夜間はライトアップされた城郭を撮影すると昼間とは違う雰囲気になります。どのスポットも工夫次第でフォトジェニックに仕上がるので、各アングルからの特徴を押さえておくと良いでしょう。
正門前:堂々たる威容
正門から見上げる名古屋城は、その堂々とした威容が最もよくわかる定番スポットです。正面玄関の石段を上がると、左右に重厚な石垣と門扉が配され、正面に天守郭がどっしりと構えています。特に朝晩の斜光を浴びると石垣の陰影が際立ち、立体感のある写真が撮れます。青空が広がった日には背景に鮮やかな雲が入り込み、金のシャチホコがいっそう映えます。脚立が常備されている場所なので、高い位置から頭上越しに撮ると門の立派な扉も写せます。また、付近のベンチに座って構図を練る余裕があるのも嬉しいポイントです。
西の丸庭園:水面に映る城
西の丸庭園の端にある池は「清正の井戸」と呼ばれ、水面に名古屋城を反射できる絶好のフォトスポットです。風が穏やかな日には池が鏡のようになり、天守閣や櫓、桜・紅葉などが鮮明に映り込みます。特に春は満開の桜越しに城を撮影でき、桜吹雪の日には動きのある写真も狙えます。撮影時はできるだけ水際ギリギリまで寄ると鮮明に映り、広角で水面まで画面に入れるのがポイントです。夜間ライトアップ時も、暗闇の中に浮かび上がる城とその反射が幻想的で、三脚を使ってじっくり露光すればSNS映えする一枚が撮れます。
二之丸庭園:季節感あふれるショット
二之丸庭園では、庭園の木々や茶室、滝など風景全体をフレームに収めて城を背景にするショットがおすすめです。例えば春先は枝垂桜と名古屋城天守の組み合わせ、秋には燃えるような紅葉と城の共演が壮観です。園内の高台から撮れば広々とした庭園前景ができ、城郭全体を小さくまとめるのに適しています。昼間は庭園の緑を活かしたナチュラルな構図、夕暮れ時には茜色の空と城のシルエットを狙うと、まるで絵画のようなドラマチックな写真になります。同じアングルでも季節や時間帯で印象が変わるので、何度も訪れて違いを楽しむ価値があります。
夜景:ライトアップされた幻想的な城
日没後は名古屋城がライトアップされ、昼間とは異なるムードに包まれます。白く塗り替えられた城壁には青白い光が当たり、天守閣や櫓が浮かび上がるように見えます。特に10~11月の秋まつり期間には、普段とは異なる赤や紫といった特設照明に照らされることもあります。池に近づいてスローシャッターで撮影すると、水面が星のようにきらめき写真にアクセントが付きます。寒い季節でも城内に用意された暖かい休憩スペースで一息つきながら、イルミネーションに彩られた幻想的な城の姿を楽しみましょう。
名古屋城の四季折々の魅力
名古屋城は一年を通して各季節の景観が楽しめるスポットとしても有名です。春は城郭を囲む桜並木が満開となり、花見客で賑わいます。夏は恒例の「名古屋城夏まつり」で城下が祭り一色になり、盆踊りや花火も開催されます。秋には庭園の紅葉がピークを迎え、黄色や赤に染まった城と石垣のコントラストが美しくなります。冬は雪景色や冬期限定のライトアップで静寂に包まれた城が見られ、昼夜問わず異なる魅力があります。各季節ごとに見どころが変わるので、足を運ぶたびに「名古屋城を見るだけ」の新たな楽しさを発見できるのも魅力です。
春:桜と名古屋城の景観
春は城の周囲に植えられたソメイヨシノや枝垂桜が咲き乱れます。特に正門付近から見た桜のトンネルの先にそびえる天守閣は絵になる絶景で、名城公園の桜祭り期間中は多くの見物客で華やぎます。昼間は淡いピンクに包まれ、夕方にはライトアップされた夜桜と城が幻想的な雰囲気を演出します。城郭のクリーム色の壁板とピンクの花の対比は写真映え抜群です。「花曇り」や小雨の日には水滴に反射する光もロマンチックなので、あえて花冷えの頃に訪れるのもおすすめです。
夏:城祭りと夜の楽しみ
夏は毎年8月上旬から中旬にかけて「名古屋城夏まつり」が開催されます。屋台や盆踊り、大盆踊り大会など城を舞台にした夏祭りが繰り広げられ、多くの浴衣姿が行き交います。夜にはしゃちほこがシンボルの天守櫓がライトアップされ、祭りの提灯や花火と相まって熱気と涼しげな光景が混在する楽しい夏の風物詩になります。また、城下町を流れる堀川クルーズから見る夕暮れの城も幻想的で、川面に反射する夕日に染まる石垣と天守が見事です。夏休み期間中は涼しい早朝や夕刻を狙って訪れると、空の色と城のコントラストを美しく撮影できます。
秋:紅葉とライトアップ
秋には二之丸庭園や城内の木々が紅葉し、黄金色や紅色に染まります。特に11月中旬には紅葉ライトアップが行われ、赤く燃えるモミジ越しにスポットライトに照らされた天守閣を見ることができます。日中の黄金色、夕方の茜色、夜間のライトアップと時間帯で違った顔を持つのが魅力です。天守側から逆光でシルエットにする構図も味わい深く、散策路を歩きながら景色を探すだけでも心が躍ります。秋の澄んだ空気の中、石垣と紅葉の織りなす鮮烈な景色が、訪れた人を魅了します。
冬:雪景色とイルミネーション
名古屋では雪が珍しいものの、降雪当日には名古屋城が白銀に染まる美しい光景が見られます。雪の日は石垣や屋根に薄っすらと雪帽子をかぶせた城を見られ、閑散とした冬ならではの静けさが漂います。また年末年始には冬期限定のライトアップが実施されることもあります。凛とした空気の中、青白い光に包まれる姿は昼間とは全く違う荘厳さがあります。冷たい季節には境内の茶屋で温かい甘酒やみそ煮込みを手にし、雪の城を眺めながら写真に収めるのも楽しい体験です。
名古屋城の入場料金と無料エリア
名古屋城の外観を楽しむ際に気になるのが入場料金です。現在、名古屋城・本丸御殿の入場料金は以下の通りです。
- 大人(高校生以上): 500円(名古屋市内在住者は450円)
- 名古屋市内在住の65歳以上: 100円(要証明書)
- 中学生以下: 無料
付添いも含めて障害者手帳所持者は無料になる制度もあります。また、名古屋城と日本庭園「徳川園」との共通券(640円)や、複数回訪問向けの年間パスポート(大人10,000円)もあり、頻繁に訪れる場合は使いどころです。これらを利用すると、東京大学くらいの庭園や文化財をまとめて巡る際にお得になります。
無料開放エリアの活用
近年は名古屋城観光の裾野を広げるため、城内一部エリアの無料開放も進められています。たとえば市の試行では、本丸御殿を除く二之丸庭園、東園、西園、西の丸エリアなどが無料で開放される予定です ([kinshachi-yokocho.com](https://kinshachi-yokocho.com/news-topics/nagoya-castle-free-admission-area/#:~:text=2025%E5%B9%B411%E6%9C%881%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%9F%8E%E3%81%AE%E6%9C%AC%E4%B8%B8%E3%82%92%E9%99%A4%E3%81%8F%E6%9C%89%E6%96%99%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E4%B8%80%E9%83%A8%E3%81%8C%E7%84%A1%E6%96%99%E5%8C%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%AE%9F%E8%A8%BC%E5%AE%9F%E9%A8%93%E3%81%8C%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82)) ([kinshachi-yokocho.com](https://kinshachi-yokocho.com/news-topics/nagoya-castle-free-admission-area/#:~:text=%E5%AF%BE%E8%B1%A1%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%20%20,1700%EF%BC%88%E4%BB%A3%E8%A1%A8%EF%BC%89))。これにより、たとえチケットを買わなくても広大な城郭内を自由に散策できるようになります。実際に無料化されれば、通常500円の入場料を気にせず城をぐるりと回れ、堀の外側や裏手の石垣を間近で眺められるチャンスも増えます。無料エリアの拡大は撮影スポットの拡充にもつながるため、「名古屋城を見るだけ」の計画でもより気軽に訪問する動機となるでしょう。
まとめ
以上のように、名古屋城は「見るだけ」でも十分に満足できるスポットです。天守閣内部は復元工事中のため閉鎖されていますが、その分城外を自由に巡る魅力が増しています。金のシャチホコや堅固な石垣、本丸御殿の豪華な造形など外観の見どころは盛りだくさんで、無料開放される庭園エリアも広がりつつあります。訪れる際はぜひ城郭の各パーツに注目し、正門や庭園からのアングルで写真撮影を楽しんでください。桜や紅葉、夜景ライトアップなど四季折々の景色と合わせて、名古屋城の外観鑑賞を思う存分満喫しましょう。
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